家にかかる屋根を5枚に分けて、家の中にスキップ状に落とし込みながら設置することで、家の中に「断面的な庭」を展開させました。スキップルーフという外部領域は、地上と地下を横断しながら、各階に内部・半外部・外部という場の質をもたらします。そして、内部・半外部・外部を領域的に重ね合わせ、「奥まった外部」や「開放的な内部」、「街に面した半外部」など、様々な環境の濃度が、家の中で混ざり合うような状況を生みだしています。 擁壁を兼ねたRCの地下壁を地上部まで立ち上げ、高い耐震性を持った上部構造を形成します。上部構造の内側は、全て木造在来だが、RC壁に添わせて施工することにより、自由な平面・高さに床を設けることができます。このスキップ状に配置された木部が、屋根や床になっています。
用途:専用住宅
主構造:RC造、一部木造
所在地:東京都
竣工年月:計画中
敷地面積:101.14㎡
建築面積:46.58㎡
延床面積:144.82㎡
撮影:原田雄次(5-7枚目)
building use:private house
structural system:RC,wooden
location:Tokyo Japan
complete:in progress
site area:101.14㎡
building area:46.58㎡
total floor area:144.82㎡
intervened area:166.76㎡
photo: by Yuji Harada (5-7th)
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